防犯カメラの設置工事|当日の流れ・所要時間・配線と電源の考え方

防犯カメラの設置工事は、業務用カメラ1〜4台の一般的な現場であれば半日〜1日で完了することがほとんどです。
ただし配線の距離、電源の位置、高所作業の有無で工期は大きく変わります。
この記事では、工事の流れ・所要時間の目安・工期を左右する条件・工事前に準備しておくことを、現場で施工しているBORANTICKが解説します。

防犯カメラ設置工事の全体の流れ

工事だけを切り出すと1日ですが、問い合わせから引き渡しまでは次の5段階で進みます。

  1. お問い合わせ・ヒアリング:目的(盗難対策・トラブル記録・作業管理など)、設置したい場所、台数の希望をお聞きします。
  2. 現地調査:カメラの位置・画角・配線ルート・電源とネットワークの有無を確認します。
  3. お見積もり:機器・工事・設定・保守を項目ごとに分けてご提示します。
  4. 設置工事:配線、カメラ取付、レコーダー設置、初期設定を行います。
  5. 引き渡し・操作説明:映像確認、録画確認、スマホやPCでの閲覧方法をご説明します。

見積もりの取り方や項目の見方は防犯カメラの見積もりの取り方で詳しく解説しています。

工事当日にやること

1. 配線ルートの確定と配線

現地調査で決めたルートに沿って、カメラからレコーダーまでケーブルを通します。
屋外は雨と紫外線に耐える屋外用ケーブルと配管を使い、壁の貫通部は防水処理をします。
工事全体の中で、この配線がいちばん時間を使う工程です。

2. カメラの取付

壁面・軒下・ポール・フェンスなど、取付先に応じた金具で固定します。
高さ3mを超える位置や敷地内のポールへの取付は、脚立や高所作業車を使います。
取付後にモニターで画角を確認しながら、向きと角度を微調整します。

3. レコーダー・電源の設置

録画機(レコーダー)は事務所内やサーバーラックなど、施錠できる場所に設置するのが基本です。
カメラへの電源は、PoE(LANケーブルで給電)か、個別のACアダプタかを現地調査時に決めておきます。

4. 初期設定と録画確認

日時設定、録画方式(常時/動体検知)、保存期間、スマホやPCからの遠隔閲覧を設定します。
夜間の映り方は当日に確認できないことが多いので、翌日以降にご自身で確認していただくか、後日こちらで確認します。

所要時間の目安

あくまで目安ですが、現場でよくあるパターンは次のとおりです。

条件 所要時間の目安
屋内1〜2台・電源とネットがすぐ近くにある 2〜3時間
屋外2〜4台・配線が20〜30m程度 半日〜1日
敷地が広く配線が長い・ポール設置がある 1〜2日
複数棟・8台以上・レコーダー複数 2日以上(分割施工)

営業中の店舗や稼働中の工場では、営業時間外や休業日に合わせて分割することもできます。

工期を左右する3つの条件

配線の距離と経路

カメラとレコーダーの距離が長いほど、また壁の貫通や天井裏の通線が多いほど時間がかかります。
屋外を長距離配線する場合は、配管の固定や埋設が必要になることもあります。

電源の位置

カメラの近くに電源がない場合、PoEで給電するか、電源工事を追加するかの判断が必要です。
電源もネットも届かない場所は、ソーラー給電とモバイル回線を組み合わせる方法があります。
屋外設置の機種や配線の考え方は防犯カメラの屋外設置ガイドをご覧ください。

高所作業の有無

3mを超える壁面やポールの上部に設置する場合、高所作業車や足場が必要になり、当日の作業が増えます。
高い位置に付けるほど画角は広がりますが、顔の識別には向きません。
高さの決め方は防犯カメラの設置場所の決め方で解説しています。

工事前に準備しておくこと

  • 設置位置の社内合意:現地調査で決めた位置を、当日になって変更すると配線ルートから見直しになります。
  • 電源とネットワーク:レコーダーを置く場所のコンセントと、遠隔閲覧を使う場合はインターネット回線の確認。
  • 賃貸物件・テナントの場合:建物のオーナーや管理会社の承諾。壁への穴あけが制限される場合があります。
  • 作業スペース:脚立や高所作業車を置く場所の確保。駐車場や搬入口を使う場合は当日の車両の移動。
  • 従業員への周知:カメラを設置することと、その目的を事前に伝えておくとトラブルになりません。

工事後に確認しておくこと

  • 各カメラの画角に、守りたい場所が全て入っているか
  • 夜間の映像で、必要な範囲が見えているか(赤外線の届く距離)
  • 録画が実際に保存されているか、何日分残るか
  • スマホ・PCから映像が見られるか
  • 「防犯カメラ作動中」の掲示が設置されているか

引き渡し時に一緒に確認しますが、数日運用してから気付くこともあります。
気になる点はそのままにせず、ご連絡ください。

よくある質問

営業中でも工事できますか?

できます。
配線工事の音や脚立の設置で一時的にご迷惑をおかけする場面はありますが、営業時間外や休業日に合わせた分割施工も可能です。

既存のカメラを新しいものに入れ替えたい場合は?

既存の配線が使える場合は、カメラとレコーダーの交換だけで済むため工期は短くなります。
古いアナログ配線をそのまま使えるかどうかは、現地調査で確認します。

雨の日でも工事できますか?

屋内作業は可能です。
屋外の高所作業や配線の防水処理は、天候によって日程を調整することがあります。

工事費用はどのくらいですか?

台数・配線距離・高所作業の有無で変わります。
市場の相場感は防犯カメラの設置費用と相場にまとめています。
正確な金額は現地調査のうえでお見積もりします。

まとめ

防犯カメラの設置工事は、一般的な現場なら半日〜1日です。
工期を決めるのは台数よりも「配線の距離」「電源の位置」「高所作業の有無」の3つです。
この3つは現地調査で確定するので、現地を見ずに出された工期や見積もりは、当日に変わる可能性があります。

業種ごとの設置ポイントは業種別 防犯カメラ設置ガイドにまとめています。

お問い合わせ

現地調査・お見積もりは無料です。
「工事にどのくらいかかるか知りたい」という段階でもお気軽にご相談ください。